[レポート]Amazon Game Tech – Go Global もっとグローバルに #AmazonGameTech #AmznGameTechJP
Amazon Game Tech - Go Global
2019年11月20日(水)にアマゾン目黒オフィスでアマゾンウェブサービス社の自社イベント「Amazon Game Developers Conference」が開催されました。
本記事は、セッション「Amazon Game Tech - Go Global もっとグローバルに」をレポートします。
スピーカー
アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社
事業開発本部 Head of Japan BD
山本 恵美子氏
Amazon Web Services, Inc.
VP, Amazon Game Services
Brian Taptich
株式会社カプコン
CS第一開発統括 第一編成部
プロデューサー
岡部 眞輝 氏
株式会社スクウェア・エニックス
第一開発事業本部 ディビジョン4
ディビジョン・ディレクター
間 一朗 氏
セッション概要
ゲーム会社の皆様にとって、ゲームの収益性をあげるためには、ゲームをグローバルにリリースし、運用していくことが以前よりもさらに必要となっています。またゲームの流行が、クロスプラットフォーム、クロスプレイに向かっていき、マーケティング、PRも直接コミュニティーやコンシューマーに向けることが求められています。今回「Amazon Game Tech-Go Global もっとグローバルに」と題してAmazonがゲーム会社の皆様の海外展開をEnd to End開発からリリース後の販売支援までサポートし成功のお手伝いができる、すべてをお話しいたします。特別講演ではAmazonが持つ様々なサービス、ツールと全体の戦略についてご説明いたします。Brian Taptich, VP AWS game techからはAWS Game Techの4つの機能をご紹介いたします。また、ゲストスピーカーにグローバルに大変成功されている国内有数のゲーム会社の方をお迎えし、グローバルを見据えた開発体制、開発基盤についてご説明いただきます。
https://aws-seminar.smktg.jp/public/application/add/426
レポート
Amazon Game Techの紹介
アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社
事業開発本部 Head of Japan BD
山本 恵美子氏
- ゲーム会社を支援するサービスが揃っている
- AWSバックエンドからビジネスの成功までサポート
- twitchやamazon alexaなど
- gamesのロゴを加えた。近々新しい発表あります
Go Global
- 国別ゲームマーケットの比較
- 今年はUSが1位を奪還
- 米国と中国が覇権を争う。それを追う日本
- USではPC、コンソール、アジアではモバイルが強い
- 日本のモバイルが2018年横ばいに
- US進出を目指すお客様多い
- 北米のデジタルセールスのランキング
- 黄色い矢印はマルチプレイのゲーム、ほとんどそう
- 何年か前にリリースされたものがランキングにある
- 右側はモバイル、左側はPC、コンソール
- リアルタイムのゲームがマーケットを牽引
- Twitch視聴ランキング
- シングルプレイのゲームは一つだけ
- 何週間化するとシングルのランキングは堕ちていく
- 以下にDAUをキープしてコミュニティを活性化させるかが大事
- Twitchの役割が大きくなっている
- Apex Legends のケーススタディ
- 通常のプロモーションは行わずインフルエンサーによるプレイ配信
- Globalマーケットのこれからの方向性と重要なこと
- オンライン、マルチプレイ化
- コミュニティの育成、運営
- ユーザーへのプロモーション
Amazon Game Techの詳細
Amazon Web Services, Inc.
VP, Amazon Game Services
Brian Taptich氏
- 20年前日本に住んでいた福島県の喜多方高校で英語を教えていた
- グローバルなゲームが生まれている
- あらゆるプラットフォームで提供
- 現在はどんなゲームでも全てのプラットフォームで遊べる
- 新たな技術的要件、全世界でユーザーをサポートしていく
- 大量のデータを保存していかなければいけない、かつてはない要件
- ペタ培地、エクサバイトまで
- インフラの管理だけでなくAWSをなるべく使う安くする
- 営業、ビジネス開発、マーケティング
- いつも考えている
- コアのサービスチームと協力
- 異なる要件を理解しなければいけない
具体例
- 64のAZが構築できている
- 最新の地域として香港
- さらに12の展開を予定、バーレーンや南アフリカ、インドネシア - すべての地域が重要
- 260万マイルのネットワークを持っている
- 一切中断すること無くゲームがたのしめる
- サーバレスのインフラ、データアナリティクスの世界があります
- データを分析してゲームを改善できる
- マネージドサービスで運用が簡単になる
- フォートナイト
- 世界最大のゲームをデリバーしている
- for honor
- マネージドサービスを利用
- EC2を使用
- 日本でも人気のあるゲーム会社のユーザーがいらっしゃる
- Amazonではリーダーシップにフォーカスする
- カスタマーリレーションシップの構築とデリバリーの2つが大事
- 14ある原則の一つにThink Big
- チャレンジして欲しい、どんな問題でも解決していこう
- 最も大きな問題を考えてください
音楽や映画と同じレベルでゲームの話がしたい
株式会社スクウェア・エニックス
第一開発事業本部 ディビジョン4
ディビジョン・ディレクター
間 一朗 氏
- 夢、悲願がある
- いろんな方にとってゲームを身近なものにしたい
- スクウェアに入ったのが88年
- エイトの実績として攻略本がベストセラー、CDが200万
- 300万以上のゲーム出荷を行った
- これだけ遊んでもらってるのに音楽などと同じレベルで話ができないのはなぜか
- 飲料メーカーとのタイアップ、アーティストとのタイアップ
- テーマパークのタイアップ
- 結果としてどうか?ガッツリつかめた実感はない
- ゲームは1時間まで、音楽は?映画は?制限しない、不思議
- 余談
- 甥っ子に自分の職業を教えてくれない妹
- 妹が胸を張って伝えてくれるようにしたい
- Amazonと話す機会が増えている
- ゲームの話も含めてやっている
- amazonは生活の中に入っている
- amazon社員の皆様、もっとお話をしましょう
- ゲームへの没入感を音声入力が高めるかも
- 投票制で進んでいくストーリーとかも面白いかも
- それを映像タイトルとしてリリースするのも面白い
- どうやったらゲームが面白くなるのかを一緒に考えてチャレンジしたい
- 野心に溢れて才能がある皆様、誰かに喜んでもらえるコンテンツを出せるよう頑張りましょう
マルチサービス化することで○○○○プラットフォーム化する未来
株式会社カプコン
CS第一開発統括 第一編成部
プロデューサー
岡部 眞輝 氏
- 自己紹介
- カプコン在籍10年、プロデューサー
- 業界歴は20年ちょっと
- Twitter:@OMichiteru
- 過去担当タイトル
- バイオハザード、デビルメイクライ
第一開発部とアマゾンの取り組み
- 第一開発部
- 竹内潤氏、伝説のプロデューサー
- ぐろーばるタイトル作ってます
- 第一編成部プロデューサーの写真
- 仕事たんまりあるのでプロデューサー募集してます
- アマゾンとのかかわり
- 2017年、本社を初訪問
- 訪問時アジェンダ、AWS、カルチャー、Twitchなど
- Twitch/Twitch Primeとの取り組み
- アップセル目指しTwitch1〜3を販売
- Amazonのレビュー評価を取るためにデモを無料でコード販売
- 本編の製品と紐付けてレビューを載せられる
- 高いレビューをいただいた
- DMC5で作った楽曲をジュークボックスで聴けるようにした
今直面する課題
- シングルプレイが中心
- バイオ、デビルメイクライに代表される
- 開発して販売して予約で徐々に伸ばしていって、day1で急降下する
- ロングテール化を目指してセールしたりするが基本はこういう流れ
- ロングテール化の施策が課題
- プラットフォームの多様化で開発工数の煩雑化、コストの肥大化
- アップデートするのに全てのプラットフォームやリージョンに対応
- マルチプラットフォームで解消していくが、形を変えていかないとロングテール化しない
- ミッションやコスチュームの追加で収益を保っている
- day1で売上をあげるのではなく、サブスクなどで長期的に収益を得られるように
- シングルのday1を作らないわけではないが、あたらしい習慣に合わせたゲームづくりを考えている
-
全対応 Game as a Service(GaaS)
- 開発、リリース、運営、
- マルチサービス化
- マルチプラットフォームだけでなくマルチサービスにも対応しないといけない
Amazon/AWSに期待すること
- グローバル展開を実現しやすい環境をやっていきましょう
- 配信車、視聴者、パブリッシャーとの関係
- それらをすべて持っているAWSとの話にメリットを感じる
- マルチサービス化することでシングルプラットフォーム化する未来
- そうしないと将来大変
- そこにAWSの力をいただきたい
- マルチサービス可することでプレイヤーファーストになる未来
まとめ
ゲームの開発からビジネスまでをトータルで支援するAmazon Game Techの具体的なサービス内容の紹介は、ゲーム開発に関わる方々に新たな選択肢を提示したのではないでしょうか。
また、スクウェア、カプコンというグローバルに展開する企業の事例紹介で、開発周りからサブスクリプションなどの課金方法まで幅広く現状と課題を学ぶことができました。